遺産相続ジャスティスCLUB

遺産相続ジャスティスCLUB

2009年6月 5日

発足1年長寿医療制度

低所得層の負担軽減

 「長寿医療制度」は75歳以上を加入者として一年前に発足しましたが、高齢者を軽視しているとの批判も続出したようです。当初は「後期高齢者医療制度」という名称で、この名も不評の一因ではありました。今では名称は両者並列的な扱いで表示されることが多くなりましたが、それ以外にも制度に不満を持つ人は今もいるようです。批判もふまえ、今年度よりいくつかの点が改正されたので見てみます。


①保険料の納め方は、年金からの天引きか口座振替かを選択することができるようになりました。配偶者や同居する子供の口座からでも振替利用できます。口座振替の場合の社会保険料控除は、口座の名義人に適用されます。ですから、口座振替に変更する場合は、誰の口座から振替するのか考えて行うことが必要でしょう。

②保険料に新たに9割減額制度創設。保険料は、全員一律に掛かる「均等割」と所得に応じて決まる「所得割」から成立っています。均等割額は、軽減割合が7割、5割、2割であったものが、7割軽減を受ける世帯のうち、長寿医療制度の被保険者全員が80万円以下の(例えば、夫婦共国民年金しか収入が無い等)低所得者世帯は9割軽減されます。又、所得割部分でも行われていた軽減措置は、21年度も継続されます。

③健康保険の被扶養家族だった方の保険料特例、制度開始前、政管や健康保険組合の健康保険の被扶養者で、保険料を払っていなかった方は、制度開始当初から2年間は、所得割額は無料となっています。均等割額の負担率は20年10月から負担無から1割負担にはなりましたが、21年度から5割負担になる予定のところ、今年度も1割負担のままということになっています。

 このように、保険料負担が軽減されることは良いことに違いありませんが、総選挙を意識した対策でもあるといえるかもしれません。

| 遺産相続ジャスティスClubのトップへ戻る |

遺産相続ジャスティスCLUBの新着記事

事業承継にDNA的育成が重要

「事業承継の課題は」  事業承継問題というと、①後継者の確保と育成②オーナー株式の後継・・・

振込め詐欺被害に税制上の救済は?

オレオレ詐欺の被害が広がっている 「おれだよ、おれ。」と、電話をかけ「実は事故にあっち・・・

解は現場にあり!!

 ある中小製造業で、設備トラブルがなかなか解決せず、不良率が高くて、困っていました。現・・・

政治団体と税

このところ、新聞を賑わせている政治献金。何がダメで何が良いのか、お金をもらうのに、何も・・・

起算点と満了点 期間とはなんでしょう

期間というのは、「ある時点からある時点までの継続した時の区分」といわれています。この期・・・

扶養義務者相互間における所得・贈与課税の適用除外範囲

 民法877条は、扶養義務者の範囲を定め、互いに扶養を義務付けています。条文では、「直・・・

増額・新設 高齢者雇用の助成金

  職安で求職している人に対し、一人当たり何件の求人があるかの割合・・・

うっかり失念 源泉所得税の納期限

  給与・退職金・報酬(以下「給与等」という。)の源泉所得税は、原則、これら・・・

前払費用を少し深掘り

企業会計原則における前払費用の規定①一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合、・・・

年金控除と隠れ増税

後期高齢者医療保険料の年金控除 後期高齢者医療制度の導入に伴い、稼ぎ手家族の所得税や住・・・


初回面談は無料です お気軽にご連絡

お問い合わせフォーム

〒134-0088東京都江戸川区西葛西5-6-2 第28山秀ビル6F

ページの先頭へ戻る