遺産相続ジャスティスCLUB

遺産相続ジャスティスCLUB

2010年7月27日

シリーズ グループ法人税制 資産の譲渡は損益なし

平成22年10月1日以降、完全支配関係のある法人間で譲渡損益調整資産を移転した場合、その移転により生じた損益は、課税を繰り延べることとなりました。

 読んで字の如くなのですが、意味の解らない言葉が多いので解説します。

移転って何?
 移転とは、売買(譲渡)のほか交換や贈与現物出資などが含まれます。

譲渡損益調整資産って何?
 譲渡損益調整資産とは、固定資産・土地等有価証券・金銭債権・繰延資産です。
 棚卸資産のほか売買目的有価証券と移転直前の帳簿価格が1,000万円未満の資産は除外されます(但し不動産屋さんの土地は除外されません。)

課税の繰延って何?
 課税の繰延とは、移転のあったときは課税しませんということです。
 課税しませんということは、利益が出たときの話ですが、損が出たときも認めませんということです。

ではいつ課税するの?
 その資産が他へ譲渡される他、減価償却されたり、除却されたり等一定の条件に該当したときに、課税します。課税しますとは損も認めますと言うことです。

事例
  1. A社が5億円で買った土地が値下がりしてしまったのでグループ内の法人B社に2億円で買ってもらった。この場合の損3億円は損として認められません。
  2. そのうちB社も資金が必要になり、土地も若干上がったので、C社に3億円で買ってもらいました。
  3. この時点でB社に1億円の利益が出る代わりに、A社の3億円の損が認められます。

| 遺産相続ジャスティスClubのトップへ戻る |

遺産相続ジャスティスCLUBの新着記事

復活している繰戻還付

 繰戻還付という制度 所得に課税する法人税や所得税には、所得が赤字だった時の・・・

シリーズ グループ法人税制 資産の譲渡は損益なし

平成22年10月1日以降、完全支配関係のある法人間で譲渡損益調整資産を移転した場合、そ・・・

育児休業終了後の保険料優遇制度

 職場に働く人が育児のため休業し、職場に復帰した際、短時間勤務や残業しない場合は、休業・・・

クロスSWOT分析

 「クロスSWOT分析」は「SWOT分析」を基にして、強み・弱みの内部環境と機会・脅威・・・

賭博と刑法と経済取引と税金

「賭博」と刑法 「賭博」をした者は刑法によって罰せられます。ただし、一時の娯楽に供する・・・

適年廃止と中退共

適格退職年金制度の廃止後の移行先は 退職金積立の適格退職年金は平成24年3月までに他の・・・

年金相談を受ける時のポイント

年金に関する相談は主に三つ 最近2年位の間にねんきん特別便や定期便が年金加入者の自宅に・・・

人材育成戦略

 「企業は人なり」は、経営者にとって基本的で共通の認識ですが、その戦略や具体策は企業に・・・

シリーズ グループ法人税制 グループ法人て何?

平成22年の改正税法により、グループ法人税制が創設されました。グループ法人とは、直接間・・・

訴訟の先にある解決とは?

「勝訴判決=問題解決」? 例えば、相手が支払いをしない場合、あるいは、立ち退かない場合・・・


初回面談は無料です お気軽にご連絡

お問い合わせフォーム

〒134-0088東京都江戸川区西葛西5-6-2 第28山秀ビル6F

ページの先頭へ戻る